Contents
- 貧血とは
- 小球性貧血
・ゴロ「小学生の手手さらえ」 - 小球性貧血の鑑別
・鉄欠乏性貧血
・鉄芽急性貧血
・サラセミア
・ACD - まとめ
Contents
貧血とは
血中ヘモグロビン(Hb)濃度が減少している状態のことをいい、男性ではHb濃度13.0 g/dL未満、女性では12.0 g/dL未満、高齢者では11.0g/dL未満の状態と定義されます。
症状として、眼瞼結膜や皮膚の蒼白、めまい、動悸、息切れなどがあります。
貧血をみたら病型診断を行いますが、これには、赤血球形態(小球性、正球性、大球性)によるアプローチが重要です。
赤血球形態の評価には、MCV(平均赤血球容積)が用いられます。MCVは、赤血球1個あたりの大きさのことで、
MCV=Ht/赤血球数(正確には、(Ht/赤血球数(万))x1000)
で算出され、MCV<80を小球性、80~100を正球性、100<MCVを大球性と定義します。
今回は、ゴロを使いながら、小球性貧血について完璧にしちゃいましょ〜!
なまっぺ
貧血って馴染みがある疾患なだけに、病型診断が重要だよ〜。
小球性貧血
ゴロ「小学生の手手さらえ」

小学生:小球性貧血
手 :鉄欠乏性貧血
手 :鉄芽球性貧血
さら :サラセミア
え :慢性炎症に伴う貧血<ACD>
出典:オリジナル
なまっぺ
MCV<80となったときはこの4つをパッと想起できるようにね〜。