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パーキンソン症候群の鑑別【ゴロ・覚え方】

Contents
  • パーキンソン症候群
    ・ゴロ「キーパーソン、たけしセレブだ、やっくんも」
    ・解説
  • 大脳皮質基底核変性症(CBD)
  • 進行性核上性麻痺(PSP)
  • 多系統萎縮症(MSA)
  • 正常圧水頭症(NPH)
  • レビー小体型認知症(DLB)
  • 薬剤性パーキンソニズム
  • 国試にチャレンジ!
  • まとめ

パーキンソン症候群

ゴロ「キーパーソン、たけしセレブだ、やっくんも」

キーパーソン:パーキンソニズムの原因
たけ   :多系統萎縮症
    :行性核上性麻痺
    :常圧水頭症
レブ   :レビー小体型認知症
    :脳皮質基底核変性症
やっくんも:剤(スルピリド, ハロペリドールなど)

出典:オリジナル

解説

パーキンソン病の4大運動症状に

  • 安静時振戦(ふるえて)
  • 筋固縮(かたまり)
  • 無動・寡動(のろくて)
  • 姿勢保持障害(ころぶ)

があり、これらの症状が見られることをパーキンソニズムといいます。

パーキンソニズムをきたす疾患をパーキンソン症候群といい、

  • パーキンソン病
  • 大脳皮質基底核変性症
  • 進行性核上性麻痺
  • 多系統萎縮症
  • 正常圧水頭症
  • レビー小体型認知症

などがあります。いずれも運動調節を担う錐体外路の障害によって、滑らかな運動ができなくなる病態です。

パーキンソン症候群には、疾患ごとに特異的な画像所見があるのに対して、パーキンソン病はCT/MRIにて異常が認められません。すなわち、パーキンソン病を診断するためには、器質的疾患であるパーキンソン症候群を除外する必要があります。

ここでは、パーキンソン病の診断にも重要な、パーキンソン症候群の鑑別ポイントを整理したいと思います。

錐体外路は下図のような神経回路から構成されます。パーキンソン症候群の各疾患で障害される部位が異なるため、疾患ごとに特有の随伴症状が出現します。以下、一つずつ詳しく見ていくので、随伴症状によってパーキンソン症候群を鑑別できるようになりましょう!

大脳皮質基底核変性症(CBD)

パーキンソン症候群と障害部位

大脳皮質基底核変性症は、その名の通り、大脳皮質と基底核が障害される病態です。

病巣は左右どちらか一方のみにあり、症状は左右非対称となることがポイントです。

また、大脳皮質は高次機能を司り、障害されると思ったことを思った通りにできなくなります。

例えば、上司に怒られていてじっと話を聞いていなきゃいけない状況で、頭の中ではそういう状況だと分かっていても、手が勝手に動いて、鼻くそをほじってしまうみたいな感じです。これを「他人の手徴候」といいます。

片手が勝手に動く」というような記述があれば、大脳皮質基底核変性症を強く疑いましょう!

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